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ボッシュADAS エキスパート認定工場

ボッシュとADASエキスパート認定工場が提供する高精度・高品質なADAS関連サービスとともに、より快適で安心・安全なドライブへ

ADASエキスパート認定工場について

ADASエキスパート認定工場について

ボッシュADASエキスパート認定工場とは、ボッシュエーミングツールの所有、工場監査および認定トレーニングを修了した工場のみが認定されるサービスです。

ボッシュは『①高精度・高効率エーミングツール、②認定トレーニング、③eカルテシステム、④工場監査、⑤テクニカルホットライン』などのADAS関連サービスを通じて、加盟頂いている整備工場をトータルサポートしています。

ボッシュと認定工場はADASエキスパートサービスを通じて、ADAS関連サービスをより迅速かつ正確に行い、すべての ADASユーザーへ安心と安全をお届けします。

ADAS(先進運転支援システム)とは

ADAS(先進運転支援システム)とは

ADASは「Advanced Driver Assistance Systems(先進運転支援システム)」の略称で、自動ブレーキ(AEB)やアダプティブクルーズコントロール(ACC)等に代表される、先進技術を駆使し てドライバーの運転操作の支援をする機能や技術の総称です。

車両に搭載された各センサー(レーダーやカメラ等)から車両周辺の情報を取得し、処理することで、複雑な交通状況においても他の車両や歩行者を検出することが可能です。

ADASは交通事故に繋がる可能性の有無を判断し

ADASは交通事故に繋がる可能性の有無を判断し、必要に応じて自動ブレーキや車線制御、警報 などを発動。ドライバーによるヒューマンエラーが原因で発生する事故の回避につながります。

メンテナンスや修理時には、高度な技術と知識を持つサービスエンジニアが、メーカーの指定する基準を満たす作業環境において高精度のツールを用い、適切な作業を行うことが必要です。

不適切なメンテナンスや修理はADASの動作不具合や誤作動を引き起こすリスクを誘発し、走行時の事故を引き起こす恐れがあるため、適切な環境で正しい作業を行い、それを証明できる記録(エビデンス)を作成・保管しておくことが非常に重要です。

エーミングの方法 / 正確なエーミングの重要性について

エーミングとは

ガラス交換やバンパー脱着等、事故修理や整備作業の後に、ADASのセンサー(レーダーやカメラなど) にゼロ点(基準点) を認識させる作業の総称です。多くの場合、エーミングは静止した車両(センサー)の前に特定の図柄が描かれたターゲットボードを置き、その図柄をセンサーに認識させることで行います。

エーミングが正しく実施されていない、つまりADASのセンサーがゼロ点(基準点)を認識できていないことは、ADASが周囲の交通状況を正しく認 識できないことを意味します。この場合、ADASは本来の性能を維持できず、システムの停止や、最悪の場合事故につながります。

エーミングOK: センサーが前走車両を正しく認識 エーミングNG: センサーが隣接車線を走行する車両を誤認識

正確なエーミングを行うには、適切な設備や高度な技術が必要となるため、どの整備工場でもできるわけではありません。

ボッシュが認定するADASエキスパート認定工場では、高精度かつ正確なエーミング作業を実施し、すべてのお客様に安心と安全を提供できる環境 が完備されています。

具体的なサービス内容

迅速かつ正確なエーミング作業で、すべてのADASユーザーへ安心と安全を提供する5つのポイント

高精度・高効率の エーミング機器を完備

最新テクノロジーを採用したボッシュのエーミング機器により、短時間で高精度な作業を実現します。

認定試験に合格した ADASエキスパートが作業

ボッシュのトレーニングを修了し、認定試験に 合格したボッシュADASエキスパートが高度な知識と技術で作業を行います。

作業記録の開示で 高い透明性を実現

ボッシュ独自の電子カルテシステムに作業内容 の詳細を記録し、ユーザーへその内容を開示することで、作業の透明性を確保しています。

適切な作業環境 の確保

ボッシュが実施する工場監査により、エーミング作業を適切な環境で行い、一定の作業精度を 保つための環境が確保されています。

正確な知識・情報に 基づく作業

ボッシュのテクニカルホットラインから提供される技術情報や作業サポートにより、適切な作業が行われます。

ADASエキスパート認定工場のポイント

ADASエキスパート認定工場のポイント

ADASエキスパート認定工場はエーミング作業の透明性を担保します!

昨今、整備事業者による自動車ユーザーに対する作業内容の虚偽説明、過剰整備や不要な部品交換による不当な費用請求、不正整備による事故の発生等が社会問題化している中で、エーミング 作業も例外ではありません。

エーミング作業の結果は車両を目視しただけでは確認できず、正しくエーミング作業が完了しているのか、また各種ADAS機能が正常に作動するのかを判断することができません。

仮に正しくエーミング作業が実施されていない場合、ユーザーはそれを認識できないまま自動車 の使用を継続することになり、各種ADAS機能が適切なタイミングで正しく機能せず、最悪の場合、 事故につながる可能性があります。

ボッシュが認定するADASエキスパート認定工場では、作業内容の詳細をボッシュ独自の電子カルテシステムに記録。作業の透明性を担保し、適切な作業が漏れなく実施されたことをユーザーへ 開示しているため、安全・安心な運転につながるでしょう。

ADASエキスパート認定工場の重要性 -実例紹介-

修理1:ガラス交換修理実施

【修理①:ガラス交換修理実施】

飛び石によるフロントガラス破損のため、近所の整備工場でガ
ラス交換を実施。

費用を抑えるために安価な社外品のガラスを使用。

ガラス交換作業を行った整備工場ではエーミングに対応できず、
ガラス交換後カメラを元の位置に取り付け、エーミングは未実
施の状態で作業を完了。

【修理①完了後:修理完了後の異変】

【修理①完了後:修理完了後の異変】

ガラス交換が完了しユーザーが車両を引き取り、帰路についている途中、突然警告音と共に「衝突軽減ブレーキは現在使用できません」というエラーメッセージがメーターパネル内に表示され、これまで正常に使用できていたADAS機能がすべてキャンセルされてしまった…

ガラス交換を行った整備工場に相談したが、原因を特定することができなかったため、不具合解消には至らず・・・ 車に詳しい知人に相談したところ「エーミングをしていないからでは?」との指摘を受け、ボッシュのADASエキスパート認定工場での点検を勧められる。

早速、近所のADASエキスパート認定工場に問い合わせ、入庫して点検を受けたところ「この車両はガラスを交換した場合はカメラのエーミングが必須。エーミングにより不具合が解消する可能性がある」とのアドバイスを受け、エーミング作業をADASエキスパート認定工場に依頼。

【修理②:ADASエキスパート認定工場にてエーミング作業実施】

【修理②:ADASエキスパート認定工場にてエーミング作業実施】

  • ADASエキスパート認定工場での車両の総合診断により、カメラ本体および他のシステムに不具合がないことを確認したのちエーミングを実施。
  • ところが、「エーミングが正常に完了できない」というエラーが検知され、不具合は解消されず・・・
  • 再度車両の総合診断を実施した結果、ガラス交換時に使用された「安価な社外品ガラス」が不具合の原因との結論に至る。
  • ガラスを純正品に交換後、再度エーミングを実施。エーミングは正常に完了し、これまで使用不可となっていたADASの全機能が復旧!
  • 最後に車両全体に異常がないことを再確認して、すべての作業を完了。
【まとめ:ADASエキスパート認定工場の重要性】

【まとめ:ADASエキスパート認定工場の重要性】

ガラスの屈折率や透過率は製造時の誤差により1枚1枚微妙に異なります。その誤差は各自動車メーカーにより規定されており、カメラ等のADASセンサーを搭載するガラスに おいては特に厳しい規定値が設けられています。安価な社外品ガラスの場合、その規定値が自動車メーカーが規定する値から外れているものがあり、そのようなガラスを使用 したカメラは、周辺の状況を正しく撮影(検知)できなくなります。これは人間でいうと、度数の合わない眼鏡をかけているような状態です。

このような状態でエーミングを実施しても、当然カメラは正しく物体(ターゲットボードの図柄)を認識することができないため、エーミングを正しく完了できません。

ADASセンサーを搭載するガラス交換を行う場合は、自動車メーカーの純正品を使用すること、また作業を行うのはボッシュADASエキスパート認定工場のようなADASに関する 正しい知識と技術を持つ整備工場であることが重要です。